婚約破棄したい影の令嬢は
学園に入った時は普通に友達も出来て、楽しく過ごしていた。
けれどフィリップがディアンテにわざわざ嫌がらせに来るという悪夢が始まったのだ。

ディアンテだけならばいいのだが、ディアンテの友達すら悪く言うフィリップに愕然とした。
フィリップは「地味同士お似合いだ」「趣味が悪い」などとディアンテの友達を容赦なく攻撃したのだ。

ディアンテの友達は気にしなくてもいいと言ってくれたが「迷惑を掛けたくないから」と今は距離を置いてもらっている。
学園の休みに子爵家に来てもらい、お茶をするのがディアンテの唯一の楽しみだった。

フィリップは事あるごとにディアンテの愚痴を周囲にばら撒いている。

男の立て方を知らない。
話していても詰まらない。
愛想が無さすぎて困っている。

フィリップの自慢話を詰まらないと思っているのはディアンテも同じなのに‥。

それとディアンテが婚約者だと自慢できないだとか、ディアンテと婚約した事が間違いだったと、いつも言っている。

何度でも言おう。
ディアンテが婚約したくてした訳ではない。
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