婚約破棄したい影の令嬢は
「アハハハ!お父様、お母様何言っているの!?そんな昔の言い伝えなんて誰も信じてないわよ? 」

「レミレッ!!いい加減になさい」

「だってアールトン家は金髪蒼目でしょう?ディアンテは1人だけ全然似ていないものっ!本当に妖精の血なんて流れているの?」

「‥‥」

「それに1人だけ、こんなに違うなんておかしいわ‥!事業が上手く周り始めたのだって偶々なんじゃない?」


焦る公爵達とは違い、レミレは当然だと言わんばかりに笑いながら言葉を吐き出した。
ここまで無神経だといっそ清々しい。


「ごめんなさいね、ディアンテ‥!」

「はい、大丈夫です。そう言われるのは慣れていますから」

「‥‥そ、そうか」

「その代わり‥」

「‥っ」

「アールトン家には何もしないでくださいね?でないと‥」


ディアンテの脅しともとれる言葉にサムドラ公爵は顔を青くしてコクコクと頷いた。


「‥っ、もちろんだ」

「宜しくお願い致します‥‥本日はこれで失礼致します」

「あ、あぁ」

「き、気を付けて‥」

「‥‥はい」
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