婚約破棄したい影の令嬢は
フィリップの態度を見て、レミレもディアンテを馬鹿にするという事を覚えて最近ではこの調子である。
そもそもレミレと同じくらいの背丈でも、レミレのドレスはバストもウエストも全て大きすぎる。
レミレはそんな事にも気付かないのか、嫌だ嫌だと繰り返す。
「‥わたくしの事は、どうぞお構いなく」
ディアンテは公爵と夫人の申し出を断ると静かに立ち上がる。
蓬色のドレスには紅茶が滲んでいるが目立つものではない。
帰ったら侍女のリサに手を回してもらい、すぐに隠せばいいだけだ。
「ディアンテ‥こっ、この事は不慮の事故だった!わかるか?」
「勿論、サムドラ家を呪ったりはしないわよねッ!?」
因みに御伽噺には裏話もつきもので、アイネは幸せを与えるが同時に呪いをもたらすと言われている。
それは相手を惑わして悪夢を見させ続けるとか、心を奪われて呪い殺される等々、色々な話がある。
その本当の意味を知っているのはディアンテくらいなものだろう。
自分の保身の為とはいえ、そこまで回る頭があるのなら少しは息子と娘の教育方法を考えて欲しいと思ったディアンテであった。
そもそもレミレと同じくらいの背丈でも、レミレのドレスはバストもウエストも全て大きすぎる。
レミレはそんな事にも気付かないのか、嫌だ嫌だと繰り返す。
「‥わたくしの事は、どうぞお構いなく」
ディアンテは公爵と夫人の申し出を断ると静かに立ち上がる。
蓬色のドレスには紅茶が滲んでいるが目立つものではない。
帰ったら侍女のリサに手を回してもらい、すぐに隠せばいいだけだ。
「ディアンテ‥こっ、この事は不慮の事故だった!わかるか?」
「勿論、サムドラ家を呪ったりはしないわよねッ!?」
因みに御伽噺には裏話もつきもので、アイネは幸せを与えるが同時に呪いをもたらすと言われている。
それは相手を惑わして悪夢を見させ続けるとか、心を奪われて呪い殺される等々、色々な話がある。
その本当の意味を知っているのはディアンテくらいなものだろう。
自分の保身の為とはいえ、そこまで回る頭があるのなら少しは息子と娘の教育方法を考えて欲しいと思ったディアンテであった。