婚約破棄したい影の令嬢は
確かに地味であるディアンテが悪いというフィリップの言い分も一理あるだろう。
華やかさが重視される社交界では当然の話だ。
けれどディアンテは目立つ事は避けたかった。
しかし、この映像を残せないのは悔しい限りである。
もしフィリップの不貞行為の現場を押さえられたのなら、何のしがらみもなく婚約破棄が出来るのではないだろうか。
今度、ラシードにそんな魔道具を作ってもらおうと心に決めたディアンテであった。
「‥‥けれど公爵家を立て直すまでは、ディアンテの婚約者でいなければならないんだ」
「アールトン家は、本当に幸せをもたらしてくれるのですか?」
「さぁ‥?僕に、あの根暗女の価値なんて分かるわけないじゃないか」
フィリップとティファニーの楽しそうな笑い声が響き渡る。
ーーーカサッ
小さく葉っぱの擦れる音がしてディアンテは振り返った。
華やかさが重視される社交界では当然の話だ。
けれどディアンテは目立つ事は避けたかった。
しかし、この映像を残せないのは悔しい限りである。
もしフィリップの不貞行為の現場を押さえられたのなら、何のしがらみもなく婚約破棄が出来るのではないだろうか。
今度、ラシードにそんな魔道具を作ってもらおうと心に決めたディアンテであった。
「‥‥けれど公爵家を立て直すまでは、ディアンテの婚約者でいなければならないんだ」
「アールトン家は、本当に幸せをもたらしてくれるのですか?」
「さぁ‥?僕に、あの根暗女の価値なんて分かるわけないじゃないか」
フィリップとティファニーの楽しそうな笑い声が響き渡る。
ーーーカサッ
小さく葉っぱの擦れる音がしてディアンテは振り返った。