執着男子の一途で甘すぎる溺愛は、 止められません!
私が笑ってそう言うと日比野くんは不安そうな表情から笑顔になった。
「ありがとう、天川さん!」
「うん!」
その後に私は授業が始まってしまうからと日比野くんを教室に戻るように伝えた。
私は保健室に向かった。
保健室に入ると先生がいなかった。
「困ったな…」
先生がいないんじゃ何も出来ないな。
勝手に触って壊したら嫌だし…。
すると私は鏡を見つけた。
私は鏡の前に立ち、自分の頬を見た。
「あちゃ〜!」
頬がとても赤くなっていた。
これは腫れるかな?
まあ仕方ないか。
そう思っているとガラッと保健室のドアが開いた。
私はパッと鏡から目を離し、ドアの方を見た。
そこにいたのは…。
「あ、凪颯先輩!」
「その声は天川さ……ってどうしたんですか、その頬は?」
とギョッとしていた。
私は面白くてクスクスと笑う。
「ふふっ、面白い反応ですね!この頬はちょっと今朝いろいろと…」
私は少しあやふやに誤魔化しておいた。
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