執着男子の一途で甘すぎる溺愛は、 止められません!
転校生に殴られましたなんて言ったら驚いちゃうよね?
それに……これからはクラスメイトになるんだから守らないと。
それに…悪い噂とかが流れたら居ずらいもんね。
「……そっか。これで冷やした方がいいよ」
そう言って冷凍庫から保冷剤を出して渡してくれた。
私はそれをお礼を言ってから受け取った。
それにしてもなんだか慣れてる感じがするな……。
「ありがとうございます、凪颯先輩」
よく保健室には来るのかな?
まあ聞かないでおこう。
あまり詮索はしない方がいいもんね。
私は貰った保冷剤で赤くなってしまった頬にそっと当てる。
……冷たい!
「では私は教室に戻りますね!」
「うん、気をつけて」
私はそう言って保健室を出て、教室へと向かった。
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