一期一会。−1−
…ら。

「…!?」

『…!?』

まさかの、人と出くわした。

フードは幸い被っていたけど、こんな
タイミングでの接触は怖すぎる。

大袈裟に言うつもりはないけど、
人生で一番ひやっとした瞬間かも
しれない。

え、待って。 

この人気配一切しなかったんですけど!

向こうも向こうで私の存在に驚いてる
ようで、警戒の目でじっと見つめてくる。

フードを被ってるからあまり良く見えないけど、…高身長でイケメン?
 
何だかよく分からないけど、脳内の警戒
アラームが鳴りっぱなしだ。

「…びっくりした。

 …君、何者?

 どうしてこんなところにいるの?」

会って、そうそう質問尽くし。

得体のしれない人間と対面しながらも、
全く怖気づかずに話しかけてくる彼。

コミュ力どうなってんだ。

って、そうじゃなぁあい!

いきなりのエンカウンターに頭が真っ白になっていた。

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