年上のお姫さま

 初夜は緊張した。
「レア、愛してるよ」と囁かれるたびにドキドキした。
 毎日指で慣らされていたのだ。
 ロクスの股間の物は私の腕よりはずっと細くて小さい。まあ私の体に負担がないくらいだからいいのだろうか。
「ロクス、早くあなたのお嫁さんにしてください」
「いや、婿入りだからその表現は違う気がする」
 生真面目だ。
「あなたのお気に入りの小説のセリフですよ。んっ……、指じゃ足りないですわ」
「わかった。痛かったら言ってくれ」
「はい……」
 指よりは太いし長い。
 奥の方に押し入られて痛みが走った。
 ああ……。
 ロクスはすぐに抜いて「こんなに血が出て……。ごめん大丈夫か⁈」と心配してくれた。
「女は初めてする時にそうなるのです」
「レア、ありがとう……」
「そう思うなら、もっと愛してくださいな」
「ああ」
 再び愛の泉に杭を打ち込まれた。これもロクスの好きな小説の表現だ。とても下品だと思っていたのに、いざとなると頭に浮かんでくるから不思議だ。
「出るっ!」
「え、もう?」
 あまりに正直に言ってしまいロクスに泣かれた。
「だって、ずっと好きだったレアとだし……気持ちいいし……」
 ぐすぐすと言い訳された。
「すみません。ほら、もっとしましょう。あなたに吸われたくて乳首が立ってますわ」
「レア……、愛してるよ」
「私も……愛しております」
 ロクスは、驚くほど愛の泉に杭を打ち込んでから生命の種を撒くのが早い。
 それを自覚してか、私をじっくりねっとりと楽しませてくれてから挿入してくれる。
 まったく不満はない。
 幸せだなぁと思いながら、緊張もしただろうし疲れただろうしすぐ寝てしまったロクスを抱き締めた。
 ああ、初めて一緒に朝が迎えられるのだなぁ。
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