攫われた花嫁は傲慢王に寵愛される【プロット】
登場人物
ヒロイン
ウィネット・ガーデリー 22歳
ダミア王国第一王女。
金髪、若草色の瞳。
身長は160くらい。
痩せてはないが太ってもなく、胸が大きめ。
「強さこそ正義」という父の点前、傲慢で不遜な態度を取っている。
実際は心優しく、父に刃向かえずそんな態度を取っている自分が嫌いで、ストレス。
父に隠れて貧民街の病人たちに施しをしているが、こんなのは偽善でしかないと自己嫌悪に陥っている。
しかし、アーベルトから、それが命を救ったりするので無駄ではない、やらないよりも何倍もマシだと言われ、心が救われる。
淑女であることを強要されてきたが、実際はおてんば。
誰もが弱みを見せず、ギスギスした国よりも、皆で助け合う優しい国になればいいのにと願っている。
アーベルトに攫われてからは嫌いな自分から自由になり、いろいろ好きにやらせてもらっている。
子供たちに混ざって魚取りをしたり、木に登ったり楽しい。
羊の出産に立ち会って感動。
羊の毛を自分で紡いでアーベルトにマフラーを編むのも楽しい。
全部が初体験で、攫われてからの生活が楽しくて仕方ない。
集落では病気や怪我の人を見舞い、自分が作ったお菓子を振る舞ったりもしている。
アーベルトはそういう自分を咎めず、優しく見守ってときには大袈裟に喜んでくれるので、嬉しい。
それどころか自分に魚取りのコツとか弓を教えてくれて、好きだと思う。
早く国へ帰らねばという気持ちがある半面、いつまでもアーベルトたちと一緒にいたいと願っている。


ヒーロー
アーベルト・リードルフ 26歳
ノイルデン国王族唯一の生き残り王子。
黒髪、紫の瞳、褐色の肌。
身長は185くらい、体脂肪率一桁の引き締まった身体をしている。
国が滅ぼされてしばらくはダミア王国で奴隷として扱われていたが、元家臣が救出。
現在はノイルデン国の生き残りたちを守りつつ、虎視眈々とダミア王国を滅ぼす機会をうかがっている。
冷徹で敵と裏切り者、決まりを守らないものには容赦がない。
その反面、少年の心をまだ持っており、心を許している人間の前では無邪気。
好きになったものにはとことん執着するタイプ。
奴隷時代は自分が父が滅ぼした王の子供だと知らず、かまってくるウィネットを鬱陶しく思っていた。
が、自分の前では裏表がなく、純粋な彼女にいつのまにか惚れていた。
いつかダミア王国を滅ぼしウィネットを奪う計画だったが、彼女が結婚すると知り略奪計画を立てる。
これは自分の我が儘だから……と言ったものの、周りの人間も王子が好きな女を奪いに行くんだってよ!と面白がって参加。
ノイルデン国生き残りたちには王子、王子と慕われている。
連れてきた当初、ウィネットは不遜で尊大な態度を取っていたので性格が変わったのかと心配したが、心を許してくるにつれて昔の彼女の戻り、ほっとする。
次第にウィネットの顔が生き生きとし出して嬉しくなるものの、今までそれだけ抑圧されていた生活を彼女は送っていたのだと悲しくなり、自分のプライドからいつまでも迎えにいかなかったのを後悔した。
魚取りはまだいいが、木登りは危ないから勘弁してくれと思いつつ、楽しそうなウィネットを見ていたら落ちたときは自分が受け止めればいいとか思う。
今日の夕食は自分が捕った魚だとウィネットは自慢げで、そういうところが可愛いと思っているし、魚は今まで食べたものの中で一番美味かった。
ウィネットが可愛くて可愛くて仕方ない。
その反面、集落での見張り当番を正当な理由なく何度もサボったものや、弱者を馬鹿にするものは容赦なく追放する。


ジョスラン・コルマール 42歳
メイユ帝国皇帝の弟。
弟の地位に甘んじていると見せかけて、虎視眈々と兄を屠って王の座を狙っている。
ウィネットとの結婚も、両国の良好な関係のためというよりも、ダミアの後ろ盾が欲しい。
潔癖主義の宗教家の一面も。
女性は貞淑で、男に付き従うものだと思っている。


ヴァルクス・ガーデリー 54歳
ダミア王国国王。
茶髪、碧の瞳。
身長190、がっしりとした体型の巨漢。
強さこそが正義と思っており、周囲や国民にもそれを強要する。
弱者は負け犬なので、病人やけが人など働けない人間は貧民街に追いやられている。
国王に不満を持つ人間もいるが、ヴァルクスが立つ前は賄賂に汚職、不正が横行し、国は腐りきっていたので、今の清廉潔白なダミアを捨てがたく、なにも言えない。
先王の末の王子だったが、他の兄妹も父も、その他諸々すべてを文字通り〝力で〟黙らせてきた人。
間違ったことが大嫌いで、何事にも正しくなければ気が済まない。
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