おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
"アメリ"
そう言われてもパッとしませんでした。
つい先程まで、私は"キャンディ"だったからです。
次の日の朝、此処は病院という場所だということを知りました。
そして棚の横に置かれているアメリ様のカバンの中を確認します。
幸い、こちらの世界の文字は読めるようです。
小さな本には、恐らく今後の予定でしょうか。
びっしりと書き込まれていました。
私と同じでアメリ様も休む間もなく働いています。
「お疲れ様です‥‥アメリ様」
そう呟いてハッとします。
どうやらこの世界で"様"は一般的ではないようです。
先程、看護師さんに"様,をつけて呼んだら驚かれました。
けれど私のベッドの後ろには"#薄荷__ハッカ__# #飴莉__アメリ__# 様"と書いてあります。
謎です。
「ーーーアメリッ!!」
そんな時でした。
可愛らしい女の子が慌てた様子で部屋に飛び込んできました。
「"アメリが店に来ない"って連絡が来てっ、まさか倒れたなんて!アメリはいつも無理ばかりして!!心配したんだからッ」