【コミカライズ配信中】婚約破棄したお馬鹿な王子はほっといて、悪役令嬢は精霊の森で幸せになります。(連載版)
「ごめんなさい。グルさん、大丈夫?」

「大丈夫だ。俺こそ、ごめん。怪我していないか?」

「うん、大丈夫……」

 エルモはグルに起こしてもらった。
 それを一部始終みていたグレとチタ、二人はニンマリ。


「「ウハッ、ベタベタな展開で花が咲いたぁ!」」

 
 と、お腹を抱えて笑った。



 鬼ごっこで走り回って、お腹すいたとみんながいう。

 持ってきた材料をグルに出してもらい。
 簡易テーブルと魔法のコンロ、フライパンに油を少し引き、下準備しておいた唐揚げとカツに衣をつけて揚げる。

 ジュージューといい音をだして、カツと唐揚げがキツネ色にあがってくると。揚げ物の匂いにつれられて、みんながコンロのまわりに集まってくる。

「エルモ、いい匂いだな」
「ほんと、腹減った」

「お腹すいたね」

「すぐに、できるから待っていてね」
 

「「うん!!」」
 

 作っておいたスープ鍋を取り出して、野菜とソーセージとくわえてさらに煮込み。

 揚がったカツと唐揚げをキャベツとともにパンにはさむ。レタスときゅうりでサラダを作った。

 たまごはスクランブルエッグにして、パンに乗せてケチャップをかけてできあがり。

「できたよ。さあ、食べましょう」

「「食べよう!」」

 みんなでご飯が始まった。
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