【プロット】引き篭もり水神と始める世にも甘い領土改革!

冒頭部分のプロット


○第一話

(早く終われ……!!)

ルルッタはクルスの国主であり母でもある女王に渾々とお説教されていた。
一妻多夫により優秀な人材を確保するのは王家の姫に生まれた責務であったが、ルルッタは未だ独身を貫いていた

女王はいつまでも独身のままのルルッタに早く優秀な婿を取れと言い、婿探しのためのボート遊びの会の開催を知らせた。

ルルッタは意気消沈して謁見室から出るとギランに遭遇する。

かつての恋人で、第一王女ララと第四夫となったギランからの、もの言いたげな視線がルルッタを更に辱める。

そんな中、女王主催のボート遊びの会が開催された。しかし、ボート同士がぶつかり、ルルッタは湖に落ちていく。

(溺れる……っ!!)

死を覚悟したルルッタが見たものは、水底にある空気のドームと、フリルがついた女性物のエプロンをつけ、生クリームを泡立てるゲイルの姿であった。

○第二話

ルルッタはゲイルに助けてもらい、湖の上まで送り届けてもらった。

王宮に帰り古文書を紐解いたルルッタはかつて信仰されていた水神の存在を知る。そして、ほくそ笑んだ。

人智を越えた大いなる力により、人々に祝福をもたらしたと言われる水神は、ルルッタの主張する内政の充実に使えるかもしれない!

その夜、ルルッタは湖に自ら身を投げ、ゲイルと再会する。

「お願い!!私と結婚して!!」

「嫌だ」

水底に引き篭もる水神を地上に戻す方法はないのか?
ルルッタはゲイルのエプロン姿を思い出し、こう提案した。

「私と結婚すれば、クルスの王宮で美味しいスイーツが食べられるわ」

「……いいだろう。ともに行かん!!スイーツの殿堂へ!!」

態度を真逆に変えたゲイルはルルッタと共に王宮でスイーツ三昧!!を目指すのだった。

○第三話

ルルッタがゲイルを連れてくると誰もが驚き、ゲイルの正体を知りたがったが、ルルッタは黙秘を貫く。

無事に婿になる手続きを終えたが、結婚式は行われないと知るとゲイルはがっかりした。

「結婚式で振る舞われるウェディングケーキとやらを味わってみたかった……」

ルルッタは残念がるゲイルに言った。

「代わりにもっと美味しいものを食べさせてあげるわ」

ルルッタは王都のはずれにある荒地にゲイルを連れてきた。

「ここに水路を作って?」

ゲイルが力を振るうと何もないところに水路ができた。

「これでいいか?」

「上出来よ!!」

ルルッタはゲイルに王宮パティシエ特製のシュークリームをあげた。

「うまーい!!」

美味いとシュークリームを貪っているゲイルの力を目の当たりにしたルルッタは確信した。

(領土改革が夢ではないということを皆に見せてあげるわ!!)

ルルッタの領土改革計画はこうして幕を上げたのだった!

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