怜悧なCEOの恋情が溢れて、愛に囲われる政略結婚【マカロン文庫溺甘シリーズ2023】
「束縒とケンカしたら、いつでもハワイに家出しておいで?」
「あはは。ケンカはしないようにするね」
伶司くんが冗談を言って笑わせてくれるのは、子どものころからそうだった。
頻繁には無理だけれど、束縒と休みを合わせてハワイにもぜひ遊びに行きたい。
「新郎様がご到着されました」
スタッフからそう声かけされたのと同時に、束縒が控室に入ってきた。
こういうとき男性のほうが支度は楽で、そこは少しうらやましく思う反面、お姫様みたいになれるのは女性だけの特権だったりする。
一生に一度、今日だけはとびきり綺麗に着飾りたい。
「今日の束縒はなんだか新鮮だね。でもすごく似合ってる」
黒が大好きな束縒だが、今日ばかりは新婦のロングトレーンのドレスに合わせるために落ち着いたシルバーのタキシードを選んでくれた。
だけどジャケットの中のベストとタイはやっぱり黒で、そのこだわりが束縒らしい。
「……ヤバイな」
「なにが?」
「冬璃のウエディングドレス姿がこの世で一番綺麗だ」
ただの幼馴染だったころの束縒は、不愛想でクールを気取っているような人だった。
それが今はこんなにも自然に甘いセリフを言ってくれるようになるなんて。
感動するのと同時に、胸がキュンとなってとろけそうだ。
「あはは。ケンカはしないようにするね」
伶司くんが冗談を言って笑わせてくれるのは、子どものころからそうだった。
頻繁には無理だけれど、束縒と休みを合わせてハワイにもぜひ遊びに行きたい。
「新郎様がご到着されました」
スタッフからそう声かけされたのと同時に、束縒が控室に入ってきた。
こういうとき男性のほうが支度は楽で、そこは少しうらやましく思う反面、お姫様みたいになれるのは女性だけの特権だったりする。
一生に一度、今日だけはとびきり綺麗に着飾りたい。
「今日の束縒はなんだか新鮮だね。でもすごく似合ってる」
黒が大好きな束縒だが、今日ばかりは新婦のロングトレーンのドレスに合わせるために落ち着いたシルバーのタキシードを選んでくれた。
だけどジャケットの中のベストとタイはやっぱり黒で、そのこだわりが束縒らしい。
「……ヤバイな」
「なにが?」
「冬璃のウエディングドレス姿がこの世で一番綺麗だ」
ただの幼馴染だったころの束縒は、不愛想でクールを気取っているような人だった。
それが今はこんなにも自然に甘いセリフを言ってくれるようになるなんて。
感動するのと同時に、胸がキュンとなってとろけそうだ。