怜悧なCEOの恋情が溢れて、愛に囲われる政略結婚【マカロン文庫溺甘シリーズ2023】
「今回の沖縄は仕事を兼ねたプレハネムーンって感じだな」

「九月って台風シーズンだからお天気が心配だね」

「晴れてたらビーチで泳げるぞ?」


 沖縄のマリンリゾートシーズンは長い。
 泳げる話を振ったら、冬璃はさらにパッと顔を輝かせた。


「仕事ばっかりで、去年も今年も水着を着てないの。新しいの買っちゃおうかなぁ~」

「きわどいビキニとか?」

「私のビキニ姿を見たって、束縒はドキドキしないくせに」


 人の気も知らないで軽口をたたく冬璃にあきれた視線を送った。
 なぜそう決めつけるんだよ。


「見てみたい。俺、悩殺されるかもな」

「……」


 わざと意味深な顔で意味深な発言をすれば、冬璃はボッと火がついたように顔を赤くして無言でうつむいた。
 してやったり。存分に俺を意識すればいい。


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