太陽の王子様と月の御令嬢〜禁断の恋は焦ったい?〜
「ワシがどぉーしてもプリンが食いたくなってな‥」
「お祖父様、出掛ける時間なのですが」
「真昼間の中、買い物に行ったのじゃ!そしたらな、案の定倒れたワシを若かりし頃の婆さんが助けてくれたのじゃ」
「もう行きますからね」
「その時の婆さんは本当に美しくまるで聖女のようにーーー」
ーーー三十分後
「ーーだったのだ。だからワシの自慢の孫である可愛い可愛いティアラちゃんにも、そういう全身が熱くなるような恋をして欲しいとワシは思っておる!夜型の我らには出会いも少ないし、学園に通う事で甘酸っぱい青春を経験し……」
「おい、爺さん」
「そしてワシが生きてるうちに可愛い花嫁姿を見せておくれ!!」
「おい!!シシ爺……ティアラならもう仕事に出かけたぞ?」
「な、なんと……!」
シシナードは驚き声を上げた。
「そんな下らない理由でティアラを苦しめるなよ」
「下らなくなどないッ!ティアラの為にもこの国の為にも、そして学園の平和の為にも必要な事なのじゃ」
「なぁ……シシ爺、ティアラが可哀想で見てられないんだよ」
「これも仕事のうちだ」
「仕事!?じゃあミスト兄とセスの暴挙をどうにか止めてくれよ!!」
「何故じゃ?」