太陽の王子様と月の御令嬢〜禁断の恋は焦ったい?〜
悲鳴すら出ないのか涙を浮かべながら首を振る令嬢達。

ルンルンで復讐を楽しむ姿をマジェストは教室の外から眺めて途方に暮れていた。
今までのストレスをぶつけるように、端から制裁を加えていく。

もはや地獄絵図……。

辛うじて、ティアラに無関心だった数名が被害を受ける事なくマジェストの元へと辿り着いたのだった。


「こ、こんなのお父様に言いつけたら退学よッ」

「ッお前、僕は侯爵家の人間だぞ!?……こんな事許されると思っているのか!?」

「ーーッ騎士団を呼べ!!今すぐこの国から追い出してやる」


数名がこの惨状を見ても食らいつく。
口を塞ごうとティアラがブンブンと腕を振り回していた時だった。


「ーー何の騒ぎだ」


その声に教室が静まり返る。
マジェストの後ろには生徒会のメンバーが立っていた。


「ブラッド様よ!!」

「……ブラッド殿下ッ」


ブラッド、ミスト、リンナの順に三人が教室内へと入る。


「この女が我々に暴力をッ」

「コイツの家に連絡を取らせてくださいっ!」

「今すぐ騎士団に……!」

「ーー残念ながら、その必要はない」
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