太陽の王子様と月の御令嬢〜禁断の恋は焦ったい?〜
ブラッドの声が教室に響き渡る。
床に座り込んでいた令息や令嬢が勢いよく立ち上がり、納得できないと声を上げた。
「は……?ありえませんわっ!!」
「ど、どういう事ですか!?」
「私達は一方的に酷い目にあったんですよ!?」
「っ、この状況を見て何も思わないのですか?」
「ああ、すぐに理由を説明しよう」
ブラッドが柔かに対応している間、ミストはティアラに会えたことが嬉しいのか、抱きしめて頬擦りするが、荒れているティアラに一瞬で投げ飛ばされる。
弧を描いて飛んでいったミストは華麗に受け身を取り、何事もなかったように起き上がると嬉しそうに顔を綻ばせる。
再びティアラの元へ向かおうとするミストの耳を引っ張り制止するリンナ。
リンナの姿が視界に入った瞬間にティアラの動きがピタリと止まる。
自分の席に戻り、切り刻まれたクマを優しく手で持ちながら申し訳なさそうにリンナの前に持っていく。
「あの、リン姉……っ」
「あら……ティーちゃん、それ」
「リン姉の大事な宝物、こんな風になっちゃって、本当にごめんなさい……」
「いいのよ、ティーちゃん」
リンナは落ち込むティアラの頭を優しく撫でる。
「けれど、どうしてかしら」
「……?」
「もしかしてこのクラスにティーちゃんに貸してあげた、わたくしの大切なぬいぐるみを切り刻んだ方がいらっしゃるの?」
床に座り込んでいた令息や令嬢が勢いよく立ち上がり、納得できないと声を上げた。
「は……?ありえませんわっ!!」
「ど、どういう事ですか!?」
「私達は一方的に酷い目にあったんですよ!?」
「っ、この状況を見て何も思わないのですか?」
「ああ、すぐに理由を説明しよう」
ブラッドが柔かに対応している間、ミストはティアラに会えたことが嬉しいのか、抱きしめて頬擦りするが、荒れているティアラに一瞬で投げ飛ばされる。
弧を描いて飛んでいったミストは華麗に受け身を取り、何事もなかったように起き上がると嬉しそうに顔を綻ばせる。
再びティアラの元へ向かおうとするミストの耳を引っ張り制止するリンナ。
リンナの姿が視界に入った瞬間にティアラの動きがピタリと止まる。
自分の席に戻り、切り刻まれたクマを優しく手で持ちながら申し訳なさそうにリンナの前に持っていく。
「あの、リン姉……っ」
「あら……ティーちゃん、それ」
「リン姉の大事な宝物、こんな風になっちゃって、本当にごめんなさい……」
「いいのよ、ティーちゃん」
リンナは落ち込むティアラの頭を優しく撫でる。
「けれど、どうしてかしら」
「……?」
「もしかしてこのクラスにティーちゃんに貸してあげた、わたくしの大切なぬいぐるみを切り刻んだ方がいらっしゃるの?」