屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

ど、どうしよう…廿楽くんが可愛すぎる。



だってこれ、ギャップ以外のなにものでもない。



なんでも出来ると言われている廿楽くんが、まさかの画伯だったなんて…。



いや、意図してこんな絵を描いている…ようにも見えないけど、そういうことにしておこう。



「すごい味のある絵だよ?自信もって…!」



「励ますつもりないでしょ、それ」



うーん…でも、ここまで違う絵を描けるのはある意味才能だと思うんだよね。



って、こんなこと言ったらまた落ち込んじゃうか…。



「大丈夫…!これなら保健室に誰も寄り付かないから…!」



「だからそれ貶してるんだって」



なんだかんだで、私たちはその後黙々と絵を描き続けたのであった。
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