友達婚~5年もあいつに片想い~
「もしかして、本能?」

「何よ、本能って。」

あずがゴクンと息を飲む。

「口では子供の事に賛成していても、身体は否定しているって事よ。」

胸にグサッと、何かが突き刺さった。

「身体が否定?」

そんなに大樹は、子供の事無意識に嫌がっているの?

そんなああああ!

「こればっかりは、言葉でいろいろ言っても、無理なんじゃない?」

「どうして?」

「身体は嘘つけないもんね。」

あずに言われ、私はもっと悩んだ。

身体で拒否しているなんて、どうすればいいの?

「一度、よく話し合ってみたら?」

「そうだね。」

昼休みはそれで終わり、私達はオフィスに戻った。

隣の課では、大樹が一生懸命仕事している。

「いいわよねぇ。石黒さん。」

「うん。カッコいい。」
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