友達婚~5年もあいつに片想い~
『そんな、まだ結婚したばかりじゃない。大丈夫よ。私なんか大樹を授かるのに、3年もかかったんだから。』

「違うんです。」

『何が?』

「大樹さんが、子供欲しくないって……」

言ってハッとなった。

『なに?大樹がそんな事、言ってるの?』 

「い、いや、あの、その……」

『一体あの子は、何を考えているのかしら!一度実家に連れて来なさい!』

「い、いえ、大丈夫ですから。」

『梨衣さん。そう言う事は、一人で考え込んじゃダメよ。』

「はい。」

『どうしてもダメだったら、本当に連れて来なさい!』

「はい。」

『じゃあね。また。』

そう言って、お義母さんは電話を切った。

この前来た時の、颯爽と帰って行った事を思い出した。

「お義母さん、電話切る時も颯爽としている。」

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