友達婚~5年もあいつに片想い~
でも、そのメモ書きの字が、大樹っぽくて、癒される自分がいた。


そして家に帰った時だ。

私の携帯に、知らない番号から着信があった。

また、武蔵だったらどうしよう。

その時はその時か。

「はい。」

『こんにちは。梨衣さん。』

その声に聞き覚えがあった。

「お、お義母さん?」

『そうそう。この前は、お世話様ね。』

いつの間に、私の電話番号知ったんだ?

『その後どう?大樹は子供作る気になった?』

お義母さんのその言葉を聞いて、ウルッときた。

『あら、どうしたの?梨衣さん。何かあったの?』

「お義母さん……もしかして私達、子供できないかもしれないです。」

何故だろう。

電話のお義母さんの声に、甘えてしまった。

思えば、本当の母親の声も忘れてしまっていて、この世に“おかあさん”と呼べる人がいると思ったら、胸がじーんとしてきたのかもしれない。
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