友達婚~5年もあいつに片想い~
「ただいま。」

「お帰りなさい。」

玄関に迎えていくと、完全に酔っぱらっていた。

「今日はどこに行ったの?」

「同僚の行きつけの店。たぶん梨衣は知らない。」

「あっ、そう。」

私は大樹のカバンと上着、そして外したネクタイを持って、寝室に行った。

何よ。こっちはこんなに悩んでいるのに。

「あれ?夕食作った?」

「ああ、Lineに気づかずに作っちゃった。」

「いいよ。食べていい?」

「うん。」

すると大樹は、今の今まで何も食べていませんとばかりに、夕食をがばがばと食べ始めてた。

「食べてきたんじゃないの?」

「ん?酔っぱらって、覚えてない。」

頬をいっぱいにして食べるところ、リスみたいだ。

「あのね、大樹。」

「なに?」

「子供の事なんだけど……」
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