友達婚~5年もあいつに片想い~
一瞬、大樹の手が止まった。

「また、その話?」

「でもさ。最近……」

「最近、何?」

「Hの回数も減ってきてるじゃない?」

大樹は何も言わないで、食べている。

「前向きに考えてくれるって言ったのに、行動が伴っていないと言うか……」

「梨衣は、子供の為に俺と結婚したの?」

「えっ?」

「今日、同僚も言ってたよ。子供が欲しい為に結婚する女もいるって。そういう女は、子供できた途端、旦那をないがしろにするってさ。」

「わ、私は、大樹をそんなふうに扱わないよ?それに、大樹の子供だから、欲しいんだよ。」

「どうだかね。」

私の頭上に、雷が鳴った。

「大樹は……そんなに、子供がいらないの?」

「前向きに考えてるだろう。」

私の頭の上の雷は、鳴りやまなかった。
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