友達婚~5年もあいつに片想い~
「石黒さん、奧さんと仲いいですね。」

「私も彼氏作ろうかな。」

「それ、いいね!」

なぜか皆最後は、ポジティブになって去って行く。

そんなに私達のラブラブが、このオフィスをハッピーにするのか。


仕事から帰って来ると、大樹の方が先に帰っていた。

「大樹、早かったね。」

大樹はリビングから顔を出すと、そのまま玄関まで来てくれた。

「梨衣。」

玄関でカバンを持ったまま、抱きしめられたのは、初めてかも。

「お帰り。」

「ただいま。」

「今日はさ、どうしても梨衣に「お帰り」って言いたくて、早く帰ってきたんだ。」

「えっ?」

顔を見合わせると、大樹は優しい表情をしている。

「ほらいつも、俺がただいまって言ってるだろう?そのお礼。」

「大樹~!」
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