友達婚~5年もあいつに片想い~
仕事が終わり、私とあずは近くの居酒屋で、飲む事にした。

「お疲れ様―。」

二人で乾杯して、お酒もどんどん進んで、日頃の鬱憤も晴れた頃、私はあの話をあずにした。

「今日さ。給湯室での噂話を聞いたんだけど。」

「どんな?」

「あずが、大樹に告白したって話。」

ゴクンとビールを飲んで、あずを見た。

「そう。」

同じくあずも、ビールをゴクンと飲んでいる。

「何で、言ってくれなかったの?大樹を好きだって。」

「5年も片想いしている人に言えるか!」

あずも酔っぱらっている。

「いつか私と付き合うようになるわって思ってたら何?結婚?嘘に決まってると思ったわ!」

ええー!?そんな事まで思ってたの?

「それで?私が石黒を好きだって梨衣に言ったら、何か変わってたの?」

「それは……」

分からなかった。

だって、あずの好きな人が大樹だなんて、考えもしなかったから。
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