友達婚~5年もあいつに片想い~
「もう。真剣に相談に乗ってよ。」

私はあずの背中を叩いた。

「大体、何でそうなったの?」

「ああ、実は私、元カレと飲みに行っちゃったんだよね。」

「元カレって、武蔵とか言う名前だっけ?」

「うん。」

「元カレかぁ。厄介な存在だね。」

私はピンときた。

この言い方、あずにもそんな経験があるとか?

「あずも、別れた後に、元カレと飲みに行ったりするの?」

「するよ。元カレはみんな、男友達だし。」

サラッと言ったけれど、それ凄い事だよ、あず。

「元カレと飲みに行く事を、いちいち怒るなんて。私、石黒と結婚しなくてよかった。」

私の胸の中を、サーッと冷たい風が吹き抜ける。

「あのさ、その元カレ達の仲で、特別な存在の人っているわけ?」
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