友達婚~5年もあいつに片想い~
「いないよ、そんな人。皆、一緒。」

ズンと重い何かが、肩に乗りかかる。

「やっぱり、元カレが特別な人って、ダメ?」

「ダメじゃないけど、面倒だよね。」

「ぬおおおお!」

大樹はもちろん、一番に大切にしたい。

でも、武蔵だって大事な人の一人だ。

それを天秤に掛けたら、大樹が勝つに決まっているけれど、武蔵だって少しは重みがあるんだよおおお!

「ところで武蔵って、あんな感じの人だっけ?」

「ん?」

私は窓の外を見た。

「さっきから、あそこにいるよ。」

「ええ!?」

私は急いで、武蔵の元へ向かった。

な、何?会社の前で、何してんの?

ここは、大樹も働いているんだよ?

見つかったら、どうするの!!


「武蔵!」

「よう!」

まるで待ち合わせしていたような軽さ。
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