恋と、嘘と、憂鬱と。


放課後。

仮入部届けを持って、私と真凛ちゃんは天文部の部室である第二化学室に向かっていた。

「ふふ、嬉しいなぁ。季里と一緒に部活とか超楽しみ〜」


そう言って、機嫌の良い真凛ちゃんは足取り軽やかに廊下を進む。


そんな彼女を見て、私もクスッと笑みをこぼした。


「昨日は3年の先輩たちには真凛ちゃんは、会えなかったから、今日会えるといいね」


「うん!そうなの!!特に遥奈先輩に合うのが楽しみでね…!天文部員ではイチ推しなのよ〜」


キャッキャッと、テンション高めに力説する真凛ちゃん。


「可愛いうえに、生徒会長だし〜憧れちゃう」


「確かに、すっごく可愛いよね、遥奈先輩。仙道先輩ともお似合いだし」


私も真凛ちゃんに同意するようにうんうんと、頷いた。


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