太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~

楽しいひととき/side麻依

今日はお母さんの会社に諒を連れて行くの。
そして、そこにひよりんと翔琉くんも来てくれる。
お母さんに、私がお世話になってるこの2人も紹介したかったんだ。


「麻依、そろそろ出れる?」

「そうだね、忘れ物はないかな…」

「麻依、大事なの忘れてるよ。ほら、ココ」

と、左手の薬指をトントンと叩かれた。

「え?」

「着けてくれないの?」

あっ、婚約指輪?

「何だかもったいなくて」

貧乏性で…と笑ったら…

「今つけなきゃ、それこそもったいないでしょ?」

って笑われちゃった。

そっか、それもそうだね。

「じゃあ遠慮なく着けさせてもらうね。キズつけないように気を付けなきゃ。ふふっ」

「大丈夫、一番硬いダイヤだから。リングもプラチナだしね」


…ニコニコして簡単に言うけどさ…

これだけ大きなダイヤを身に着けるってそもそも初めてだし、すごいことなんだよ!?
慎重にもなるってば!


…でも…この輝きはやっぱり綺麗…

諒がはめてくれた指環に、うっとり見惚れてしまう…


「ふ、指環に見惚れる麻依がダイヤに負けないくらい綺麗でキスしたくなるんだけど」

「あっごめんね、つい」

「いいよ、それだけ気に入ってくれたってことでしょ?」

「うん!大事な大事な一生の宝物だよ!」

「ん、そう思ってくれたら俺も幸せ。…じゃあ行くか」

私の荷物をスッと持って、空いてる手を私の腰に回した。


「その指環をした麻依を見たら、紳士的にエスコートしたくなった。…似合わないかな?」

なんて苦笑してるけど…


「ううん…素敵すぎてドキドキするから困っちゃうな」

ちょっと冗談めかしたけど、正直に打ち明けた。


「…ね、ベッドに戻りたいの?そんな可愛いこと言う麻依に俺が困るんだけど」

っ!

「あ、もう一つ忘れもの」

そう言うと、触れるだけのキスをしてきた。

「今日は次にいつキスできるかわかんないしね。我慢できなかったら隠れてしちゃうかもなー」

「もぅ…それは紳士的じゃないんじゃない?ふふっ」

「あっ…そっかー。俺、どうしても狼の方になりそうだよな。もちろん麻依限定でね」

なんて、またキスしようとしてきたから、ほらほら遅れるよ?って、私から部屋を出た。
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