本能のまま、冷徹ドクターは新妻を愛し尽くす
「うん。この病院に来る前はワシントンにいたらしいよ。循環器診療で最先端の技術を誇っている有名な病院。すごいとは思うけど私はちょっと苦手。必要なこと以外喋らないし笑わないんだよね。私たちに対しては冷たい態度でもいいけどさ、患者さんには優しくしてほしい。みんな不安なんだから、もっと話を聞いてあげて......と、この辺にしておくわ」
後ろを病院スタッフが通ったので、香奈は修平の話を終わらせた。
「はい、お代ちょうどだよ。仕事頑張って」
「ありがとう。香奈もね」
外科外来のある二階に戻るためエスカレーターへ向かう幼馴染を見送ってから、真琴は修平の愛想のない顔を思い出していた。
(患者の話を親身になって聞いてくれない人なのかな)
香奈の言い方だと、必要事項を聞き取りしたら診察を強制終了させるようなイメージだ。
一日に何十人と診察するのだから、患者ひとりに割ける時間は限られているのかもしれないが。
(私ならじっくり話を聞いてくれるお医者さんに診てもらいたい。喋らないし笑わないし訴えを聞かない先生は嫌かも......あれ?)
後ろを病院スタッフが通ったので、香奈は修平の話を終わらせた。
「はい、お代ちょうどだよ。仕事頑張って」
「ありがとう。香奈もね」
外科外来のある二階に戻るためエスカレーターへ向かう幼馴染を見送ってから、真琴は修平の愛想のない顔を思い出していた。
(患者の話を親身になって聞いてくれない人なのかな)
香奈の言い方だと、必要事項を聞き取りしたら診察を強制終了させるようなイメージだ。
一日に何十人と診察するのだから、患者ひとりに割ける時間は限られているのかもしれないが。
(私ならじっくり話を聞いてくれるお医者さんに診てもらいたい。喋らないし笑わないし訴えを聞かない先生は嫌かも......あれ?)