"全く興味がない"それだけだった
このまま引き下がるとは全く思っていなかったが、此処に来ない方が平和に解決出来たろうに‥。

ソフィーアは自分の部屋の窓から公爵家の馬車を見下ろしていた。
侍女に支度を手伝ってもらいながら、ソフィーアはゆったりと息を吐き出した。


「お嬢様、ミケーレ様の前ですがいつものようになさいますか?」

「いいえ‥今回は貴女に全て任せるわ。とびっきり美しくして頂戴」

「ふふ、それは私の腕の見せ所ですね。やっとあのクソ野郎の鼻をあかせると思うとスッキリです」

「あらあら、口が過ぎるわよ?」

「当たり前のことを言っただけです」


屈辱的な言葉の数々を忘れたりはしない。
全てはこの日の為に耐えてきた。


そしてソフィーアはパチンと指を弾く。


ソフィーアが得意な魔法の1つである光魔法。
複数の画面に映し出された映像‥。

口紅を塗りながら扇情的に言葉を紡いでいく。



「今すぐに、わたくしをーーー」




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