"全く興味がない"それだけだった
ミケーレは3人の言葉を聞いて、生まれたての子猫のようにプルプルと体を震わせているというのに。


「ふふ、違いますわ」


ソフィーアの視線の先、何を言おうとしたのか分かったランドリゲス公爵とソリッドは焦った様子で首を振る。

そんな2人を無視したソフィーアは、そのまま言葉を続けた。


「わたくしの元婚約者は、皆様が睨んでいたソリッド様ではございません」

「‥‥は?この男以外にこの場に誰がいるというのだ」

「確かにそうですね。もしかして今から来るのですか?」

「‥‥???」


ソフィーアは吹き出しそうになるのを耐えていた。
まるで認識されていないミケーレの存在に。



「わたくしの元婚約者は其方に座っていらっしゃいますミケーレ様ですわ」




3人の視線が一斉にミケーレに注がれる。

さらに縮こまってしまったミケーレは今にも泣き出しそうな顔でビクリと肩を震わせた。
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