"全く興味がない"それだけだった
「ランドリゲス公爵様、書類と共に新しいソファと絨毯も一緒に送って下さいな」

「‥‥勿論だ」

「では、ランドリゲス公爵様、ソリッド様、ミケーレ様‥‥ごきげんよう」


泣きながら部屋から出て行くミケーレを、ソフィーアは満面の笑みで見送った。


「‥‥さようなら」


ルゼットにはミケーレに手を出さないように頼んでから、少しの間‥‥ソフィーアに関する死ぬほど怖い悪夢を見せてもらうように頼んだ。

(わたくしってなんて優しいのかしら)

これでもうミケーレと関わる事はないだろう。
そして計画通り、窮屈なベルタ王国ともサヨナラだ。




「うふふ‥」















青い空には雲ひとつない。

ソフィーアは綺麗な景色を見ながら、優雅に紅茶を飲んでいた。
家族と共に新しい国で心機一転、素晴らしい日々を過ごしていた。

"ソフィーア"の美貌と魔法の力を最大限に活かして、計画通りに自由を手に入れる事が出来た。

"悲劇の令嬢ソフィーア"は、無事未来を変えることに成功した。
今は結婚を機に、祖母と同じように表舞台にはあまり出ないようにしながらも、ひっそりと静かに暮らしていた。


愛する旦那様と共に、優雅で幸せな日々を送っていた。



「ソフィーア」

「はい、旦那様」

「愛してるよ」

「わたくしも愛してますわ」





元婚約者がどうなったかって‥?

"全く興味がない"

それだけだった。






end
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