双子ママですが、別れたはずの御曹司に深愛で娶られました
雄吾さんの受け答えから、どうやら本当に海斗と同等なのは気にしていないみたい。
内心ほっとしていると、雄吾さんは詩穂の頭を撫でながら柔和な表情で話す。
「海斗くんには本当に感謝しているんだ。彼のおかげで僕たちが家族になれたと言っても過言じゃない。春奈の一番の理解者として支えてくれていたみたいだし、穂貴や詩穂を育ててくれたひとりだから」
雄吾さんは目尻を下げて私を見る。彼からは、誤解が解けた日から今日までずっと〝幸せ〟だというオーラが漂っていて、それが私にはとてもうれしかった。
その時、穂貴が私と繋いでい手を強く引き、抱っこをせがんできた。私が抱き上げると、うれしそうにガラス越しのペンギンに目をやる。
私は現状に温かい気持ちになり、ぽつりとこぼした。
「懐かしい。ここで迷子の男の子のお世話をしたこととか。あの時、雄吾さんって子どもとの関わり方が上手だなあって思った記憶が」
水族館までの道のりや建築物、館内の雰囲気......あらゆるものに対して彼との淡い記憶が残っているのを感じていた。そして、今も面映ゆいようななんともいえない気持ちでいる。
「そう? 僕はその時、春奈と家族になったらこんな感じかとイメージしていたな」
「え!」
あの頃にそんな風に考えてくれていたなど思いもせず、私はたちまち顔が熱くなる。
すると、ペンギンが悠々とガラス間近にやってきて泳ぐのを見て興奮した詩穂と穂貴が、今度は下りたがった。それぞれ地面にそっと下ろしたら、ふたりは仲良くガラスに手を置いてペンギンに夢中だ。
「一度は消えかけた夢だったけど、こうして今その夢が現実になって、僕はとても幸せだ」
雄吾さんはそう言って微笑む。
「うん。私も同じ気持ち」
これからは、この幸福をふたりで守っていきたい。
穂貴と詩穂を見守っていると、ふいに雄吾さんがそっと指を絡ませてくる。びっくりして顔を上げると、彼は破顔した。それから、子どもたちを含め、来場客がペンギンに目を奪われている隙に私の耳に唇を寄せる。
「春奈はもう家族だけど、僕にとって可愛い恋人のままだよ」
甘い声でささやかれた言葉に胸がドキドキする。
私は繋がれた手をきゅっと握り返し、恥ずかしい気持ちを押しやって答える。
「......大好き」
今日も明日も、来年もずっと、ずっと。
内心ほっとしていると、雄吾さんは詩穂の頭を撫でながら柔和な表情で話す。
「海斗くんには本当に感謝しているんだ。彼のおかげで僕たちが家族になれたと言っても過言じゃない。春奈の一番の理解者として支えてくれていたみたいだし、穂貴や詩穂を育ててくれたひとりだから」
雄吾さんは目尻を下げて私を見る。彼からは、誤解が解けた日から今日までずっと〝幸せ〟だというオーラが漂っていて、それが私にはとてもうれしかった。
その時、穂貴が私と繋いでい手を強く引き、抱っこをせがんできた。私が抱き上げると、うれしそうにガラス越しのペンギンに目をやる。
私は現状に温かい気持ちになり、ぽつりとこぼした。
「懐かしい。ここで迷子の男の子のお世話をしたこととか。あの時、雄吾さんって子どもとの関わり方が上手だなあって思った記憶が」
水族館までの道のりや建築物、館内の雰囲気......あらゆるものに対して彼との淡い記憶が残っているのを感じていた。そして、今も面映ゆいようななんともいえない気持ちでいる。
「そう? 僕はその時、春奈と家族になったらこんな感じかとイメージしていたな」
「え!」
あの頃にそんな風に考えてくれていたなど思いもせず、私はたちまち顔が熱くなる。
すると、ペンギンが悠々とガラス間近にやってきて泳ぐのを見て興奮した詩穂と穂貴が、今度は下りたがった。それぞれ地面にそっと下ろしたら、ふたりは仲良くガラスに手を置いてペンギンに夢中だ。
「一度は消えかけた夢だったけど、こうして今その夢が現実になって、僕はとても幸せだ」
雄吾さんはそう言って微笑む。
「うん。私も同じ気持ち」
これからは、この幸福をふたりで守っていきたい。
穂貴と詩穂を見守っていると、ふいに雄吾さんがそっと指を絡ませてくる。びっくりして顔を上げると、彼は破顔した。それから、子どもたちを含め、来場客がペンギンに目を奪われている隙に私の耳に唇を寄せる。
「春奈はもう家族だけど、僕にとって可愛い恋人のままだよ」
甘い声でささやかれた言葉に胸がドキドキする。
私は繋がれた手をきゅっと握り返し、恥ずかしい気持ちを押しやって答える。
「......大好き」
今日も明日も、来年もずっと、ずっと。