スパダリとはなんぞ?
「ううっ……、酔っちゃったみたい……。だけど美味しかったからまた来ようね」
男を誘う文句ではない。
イタリアンレストランを出て夜風が気持ちいいが、そんなものでは酔いは覚めない。
ピザは最高だったから、次はパスタやドリアなんかも食べてみたい気もするが、今度は違うピザも食べたい。そんな風に思える店だった。
「うん、また来よう。それより高木さん飲んでないよね?」
「あのティラミス、すごくアルコール度数高いお酒いっぱい入ってた感じ……。私お酒本当に弱いんだよ。ティラミスに酔うなんて初めて」
若干ふわふわしているから、実際にはふらふらしているだろう。
「どうする? タクシー呼ぶ? 電車で帰れる?」
「ちょっと眠くなってきちゃった……」
「じゃあさ……、ここで休む? 明日は休みだし……」
こことはどこだろう。視界がくらくらしてわからない。
「藤原君を信じて任せるよ……」
バッグにあったペットボトルの水を飲むと、少し落ち着いてきて、視界もはっきりしてきた。
私の信じた藤原君は、私と腕を組みながらホテルに部屋を取ろうとしている。
しかし入口の自動精算機が現金のみで、キャッシュレス派の藤原君の手持ちでは足りなかったみたいで焦っている。
都会のビジネスホテルの入り口はこんな感じなのかな……。
出張や研修の時に郊外のビジネスホテルしか使ったことがないから知らなかった。
「使って」
私は財布ごと藤原君に渡した。二万円くらい入っているから、一泊くらいは平気だろう。
「あ、ありがとう。ごめん、全然格好よく決まらなくて……」
「いいよ。大丈夫」
部屋を取って私を連れて行ってくれたら、藤原君は帰るのかと思っていた。
「ん?」
私はビジホにしては大きなベッドに横になっている内に冷静になってきた。
今、藤原君はガラス張りのお風呂場に入っているのが見える。結構マッチョだ。着痩せするみたいだ、とか観察してしまって顔が熱くなってしまった。
ガラス張りのお風呂場とな?
周囲を観察しよう。
部屋の中に自販機があり、変な道具が売っている。壁紙が派手だし天井にはシャンデリアがある。
テレビを付けたら十八禁チャンネルが映し出されたから即消した。
もしかして、ここはビジネスホテルではない……?
「高木さん、起きたんだったらシャワーだけでもしてくれば? さっぱりするよ」
藤原君が、簡易な浴衣を着て出てきた。
乱れた髪の藤原君は、いつもよりもイケメンに見えるから不思議だ。
「え、あ、うん」
冷静になるためにシャワーをしよう。
脱衣所もないのか。まあいいや。シャワーの水が掛からなそうなところに服を脱いだ。
普通のビジホよりも明らかに広い浴槽だ。
壁は特殊なオシャレガラスだ。……ああああ! 外からは中が見えるマジックミラー的ガラスだったのだ……。
完全に酔いが覚めて変な汗が出てきた。
私が全裸でここにいるのが藤原君にも見えているというのか? いやあ……ははは。
ええ……? ここは都会のオシャレビジネスホテルではない系?
そう言えば、あのイタリアンレストランの側にホテルがあった。一時間から利用できるタイプので、カラオケもできるしゲーム機も貸し出ししてくれるとか看板に書いてあった。そこなのだろうか。
私も簡易な浴衣を着てお風呂場を出た。
「高木さん、あのさ、本当俺スパダリじゃなくてごめん……」
大きいベッドに座った藤原君に頭を下げられた。
「いきなりどうしたの?」
「スパダリは、常に格好よくスマートに振る舞うんだよな。お金足りないとか、本当恥ずかしいことをしたって……」
「私が酔っちゃったから、一番近くのところに来てくれたんでしょ? 別に気にしてないよ」
きっと、私が使用したことのないタイプのホテルだから、一人では不安だろうといてくれているのだ。
「スパダリなら、好きな女性をすぐその気にさせて……、すごく感じさせちゃうんだよな……。テクもあって、ナニもでかくて、女性を喜ばせる言葉もよく知ってて……」
藤原君は、スパダリを求めていた女性に酷いフラれ方でもしたのだろうか。
「スパダリなら、処女相手でも最初からアンアン鳴かせて絶頂を迎えさせまくるって? スパダリって求められること多すぎでしょ……」
若干酔っているからか、普段なら言わない単語が口からつらつらと出てくる。
会社で聞いた、「〇〇さんの彼氏スパダリらしいよ」が気になってきた。別に手を出したりしないからその超人彼氏を見せてほしい。
それよりも、なんだか今の藤原君が妙に色っぽい。潤んだ目も、いつもよりも赤い唇も、浴衣から見える胸板も全部色っぽく見える。
「た、高木さんってさ……、経験豊富?」
「何の?」
「その……、こう……えっと……」
浴衣から見える藤原君の素足が綺麗でドキドキする。
手だっていつも見ているのに、今日は一際格好よく見える。
藤原君は、綺麗な手で私の顔を撫でた。
びっくりするくらい気持ちいい。思わず擦り寄ってしまったら、綺麗な顔を近付けられた。
「……経験何もないよ。あのさ、古くさいとか言われるかもしれないけど、順序ってあると思う」
私は思わず顔を逸らした。
私はキスもしたことがない処女だ。
だが、経験豊富な友人からいろいろな経験談を聞いている。
愛の告白なしに肉体関係を結ぶと大概愛人や浮気相手だから気を付けろ、とのことだ。
告白されてプロポーズされても愛人扱いのこともあるとも聞いた。
大人の恋愛は怖い怖い。
「順序……。わかった。高木さん、結婚してください!」
床に土下座された。
思わず息を止めてしまった。
これは酔っ払いの戯言だから本気にしてはならないのだと自分に言い聞かせる。
「いやいやいや、交際期間ゼロでプロポーズは駄目でしょ!」
藤原君は酔っ払うとプロポーズとかしちゃうのだろうか。
気付いたら結婚していましたパターンとかもあるやもしれない。
「いずれ高木さんと結婚したいって思ってたし……。高木さん、婚前交渉とか……否定的?」
「ひ、否定的じゃないけど、って言うか、本当にこんな私でいいの? 世の中もっと美人な子とかいっぱいいるよ?」
「高木さんが一番可愛いよ。俺が触れたいのは、君だけだから……。ずっと、す、好きだから……」
裏返った声が、格好いいとは真逆なのにとてもときめいた。
「私に触れたい?」
「うん……」
「私だけ?」
「うん」
「なら、いいよ。私も藤原君のこと……好きだし」
仕舞い込んだ感情に、とうとう名前をつけてしまった。
そんな私をこの世で一番愛おしい人を見るみたいに扱う藤原君に身も心もドキドキした。
初めてのキスは、ふわふわして不思議な感じがした。
初めての彼氏との初めての行為は、最終的には痛かったし、絶頂とかはよくわからなかったけれど、身も心も満たされた気がした。
藤原君は超卑下していたけれど、藤原君の股間の物は自販機で売っている男性器を模した物くらいの特大サイズだ。
本当そんなのが入ることに人体の不思議を感じた。
卑下しまくるから下手なんだろうと思っていたのに、私を撫でたり揉んだり舐めたり吸ったりスキルはすごく高いと思う。
初めての経験だし、自分でも触ったりしない胸の先端がじわじわ気持ちよくなったのには恥ずかしくなった。それに、自分では見たこともないところを舐められて恥ずかしくてたまらないのにちょっと気持ちよかったのだ。そんなの初めての経験だった。
それにしても疲れた。
「流花さん、身体大丈夫?」
藤原君は、行為の最中から私の名前を呼び始めた。
だから私も、弦一郎君と呼んだ。
「腰がスーパーだりぃけど平気。弦一郎君は? 私どうだった? 変じゃなかった?」
「……すごい綺麗だし変じゃないよ。すごい気持ちよかったし、すごく愛おしいと思った。本当、全然スパダリになれなくてごめん……」
「スパダリに親でも殺された? 私はスパダリじゃなくてあなたが好きなの。それと、あなたが触りまくったせいで胸の先端がむず痒いんだけど、これって大丈夫なの?」
「高校大学とスパダリに彼女取られたことはあるけどさ……。会社にスパダリっぽい人がたくさんいて結構劣等感あったみたい……。る、流花さん、あのね、むず痒いところってすごく気持ちよくなれるんだって……」
弦一郎君は、悲しそうな声色だったのに、最後の一文だけ露骨に照れた顔をしながらモジモジして言った。
「じゃ、私だけのスパダリさん、私のお胸をもっと気持ちよくしてくださいな」
ちょっとおどけるように言ってみたら、すごく……なんというか、すごく……、えっと……、言語化できないような感覚を得て、「声、聴かせて」とイケボで囁かれて身体が甘く疼き、それからは思い出したくないくらい嬌声を上げまくった気がする。
弦一郎君は、「私だけの」なんて枕詞がいらないくらいベッドの中で完璧なスパダリだったのだ。
と思ったのに、今はぐったりした私の胸を揉んで吸って幸せそうにしている。
ピロートークなんかもスパダリには必要なスキルだろうに。
そんな弦一郎君の髪の毛をなでなでしてあげる。
「あんっ……、そんな舐め方しないで」
「こうするとすごい感じるんだね。あのさ……」
「本当元気だね。いいよ、もう一回しよ」
持久力耐久力共に凄まじいと思う。
本当のスパダリはもっとすごいのだろうか。
そんな人なら、性欲が有り余って何人も彼女を作っても不思議ではない気がしてきた。
大学生くらいだと、徹夜でずっとしているとかあると聞いた。
社会人で仕事後にするなんてな……。
私もまだまだ二十代なだけあるみたいだ。
全身が筋肉痛なのは仕方がない。
男を誘う文句ではない。
イタリアンレストランを出て夜風が気持ちいいが、そんなものでは酔いは覚めない。
ピザは最高だったから、次はパスタやドリアなんかも食べてみたい気もするが、今度は違うピザも食べたい。そんな風に思える店だった。
「うん、また来よう。それより高木さん飲んでないよね?」
「あのティラミス、すごくアルコール度数高いお酒いっぱい入ってた感じ……。私お酒本当に弱いんだよ。ティラミスに酔うなんて初めて」
若干ふわふわしているから、実際にはふらふらしているだろう。
「どうする? タクシー呼ぶ? 電車で帰れる?」
「ちょっと眠くなってきちゃった……」
「じゃあさ……、ここで休む? 明日は休みだし……」
こことはどこだろう。視界がくらくらしてわからない。
「藤原君を信じて任せるよ……」
バッグにあったペットボトルの水を飲むと、少し落ち着いてきて、視界もはっきりしてきた。
私の信じた藤原君は、私と腕を組みながらホテルに部屋を取ろうとしている。
しかし入口の自動精算機が現金のみで、キャッシュレス派の藤原君の手持ちでは足りなかったみたいで焦っている。
都会のビジネスホテルの入り口はこんな感じなのかな……。
出張や研修の時に郊外のビジネスホテルしか使ったことがないから知らなかった。
「使って」
私は財布ごと藤原君に渡した。二万円くらい入っているから、一泊くらいは平気だろう。
「あ、ありがとう。ごめん、全然格好よく決まらなくて……」
「いいよ。大丈夫」
部屋を取って私を連れて行ってくれたら、藤原君は帰るのかと思っていた。
「ん?」
私はビジホにしては大きなベッドに横になっている内に冷静になってきた。
今、藤原君はガラス張りのお風呂場に入っているのが見える。結構マッチョだ。着痩せするみたいだ、とか観察してしまって顔が熱くなってしまった。
ガラス張りのお風呂場とな?
周囲を観察しよう。
部屋の中に自販機があり、変な道具が売っている。壁紙が派手だし天井にはシャンデリアがある。
テレビを付けたら十八禁チャンネルが映し出されたから即消した。
もしかして、ここはビジネスホテルではない……?
「高木さん、起きたんだったらシャワーだけでもしてくれば? さっぱりするよ」
藤原君が、簡易な浴衣を着て出てきた。
乱れた髪の藤原君は、いつもよりもイケメンに見えるから不思議だ。
「え、あ、うん」
冷静になるためにシャワーをしよう。
脱衣所もないのか。まあいいや。シャワーの水が掛からなそうなところに服を脱いだ。
普通のビジホよりも明らかに広い浴槽だ。
壁は特殊なオシャレガラスだ。……ああああ! 外からは中が見えるマジックミラー的ガラスだったのだ……。
完全に酔いが覚めて変な汗が出てきた。
私が全裸でここにいるのが藤原君にも見えているというのか? いやあ……ははは。
ええ……? ここは都会のオシャレビジネスホテルではない系?
そう言えば、あのイタリアンレストランの側にホテルがあった。一時間から利用できるタイプので、カラオケもできるしゲーム機も貸し出ししてくれるとか看板に書いてあった。そこなのだろうか。
私も簡易な浴衣を着てお風呂場を出た。
「高木さん、あのさ、本当俺スパダリじゃなくてごめん……」
大きいベッドに座った藤原君に頭を下げられた。
「いきなりどうしたの?」
「スパダリは、常に格好よくスマートに振る舞うんだよな。お金足りないとか、本当恥ずかしいことをしたって……」
「私が酔っちゃったから、一番近くのところに来てくれたんでしょ? 別に気にしてないよ」
きっと、私が使用したことのないタイプのホテルだから、一人では不安だろうといてくれているのだ。
「スパダリなら、好きな女性をすぐその気にさせて……、すごく感じさせちゃうんだよな……。テクもあって、ナニもでかくて、女性を喜ばせる言葉もよく知ってて……」
藤原君は、スパダリを求めていた女性に酷いフラれ方でもしたのだろうか。
「スパダリなら、処女相手でも最初からアンアン鳴かせて絶頂を迎えさせまくるって? スパダリって求められること多すぎでしょ……」
若干酔っているからか、普段なら言わない単語が口からつらつらと出てくる。
会社で聞いた、「〇〇さんの彼氏スパダリらしいよ」が気になってきた。別に手を出したりしないからその超人彼氏を見せてほしい。
それよりも、なんだか今の藤原君が妙に色っぽい。潤んだ目も、いつもよりも赤い唇も、浴衣から見える胸板も全部色っぽく見える。
「た、高木さんってさ……、経験豊富?」
「何の?」
「その……、こう……えっと……」
浴衣から見える藤原君の素足が綺麗でドキドキする。
手だっていつも見ているのに、今日は一際格好よく見える。
藤原君は、綺麗な手で私の顔を撫でた。
びっくりするくらい気持ちいい。思わず擦り寄ってしまったら、綺麗な顔を近付けられた。
「……経験何もないよ。あのさ、古くさいとか言われるかもしれないけど、順序ってあると思う」
私は思わず顔を逸らした。
私はキスもしたことがない処女だ。
だが、経験豊富な友人からいろいろな経験談を聞いている。
愛の告白なしに肉体関係を結ぶと大概愛人や浮気相手だから気を付けろ、とのことだ。
告白されてプロポーズされても愛人扱いのこともあるとも聞いた。
大人の恋愛は怖い怖い。
「順序……。わかった。高木さん、結婚してください!」
床に土下座された。
思わず息を止めてしまった。
これは酔っ払いの戯言だから本気にしてはならないのだと自分に言い聞かせる。
「いやいやいや、交際期間ゼロでプロポーズは駄目でしょ!」
藤原君は酔っ払うとプロポーズとかしちゃうのだろうか。
気付いたら結婚していましたパターンとかもあるやもしれない。
「いずれ高木さんと結婚したいって思ってたし……。高木さん、婚前交渉とか……否定的?」
「ひ、否定的じゃないけど、って言うか、本当にこんな私でいいの? 世の中もっと美人な子とかいっぱいいるよ?」
「高木さんが一番可愛いよ。俺が触れたいのは、君だけだから……。ずっと、す、好きだから……」
裏返った声が、格好いいとは真逆なのにとてもときめいた。
「私に触れたい?」
「うん……」
「私だけ?」
「うん」
「なら、いいよ。私も藤原君のこと……好きだし」
仕舞い込んだ感情に、とうとう名前をつけてしまった。
そんな私をこの世で一番愛おしい人を見るみたいに扱う藤原君に身も心もドキドキした。
初めてのキスは、ふわふわして不思議な感じがした。
初めての彼氏との初めての行為は、最終的には痛かったし、絶頂とかはよくわからなかったけれど、身も心も満たされた気がした。
藤原君は超卑下していたけれど、藤原君の股間の物は自販機で売っている男性器を模した物くらいの特大サイズだ。
本当そんなのが入ることに人体の不思議を感じた。
卑下しまくるから下手なんだろうと思っていたのに、私を撫でたり揉んだり舐めたり吸ったりスキルはすごく高いと思う。
初めての経験だし、自分でも触ったりしない胸の先端がじわじわ気持ちよくなったのには恥ずかしくなった。それに、自分では見たこともないところを舐められて恥ずかしくてたまらないのにちょっと気持ちよかったのだ。そんなの初めての経験だった。
それにしても疲れた。
「流花さん、身体大丈夫?」
藤原君は、行為の最中から私の名前を呼び始めた。
だから私も、弦一郎君と呼んだ。
「腰がスーパーだりぃけど平気。弦一郎君は? 私どうだった? 変じゃなかった?」
「……すごい綺麗だし変じゃないよ。すごい気持ちよかったし、すごく愛おしいと思った。本当、全然スパダリになれなくてごめん……」
「スパダリに親でも殺された? 私はスパダリじゃなくてあなたが好きなの。それと、あなたが触りまくったせいで胸の先端がむず痒いんだけど、これって大丈夫なの?」
「高校大学とスパダリに彼女取られたことはあるけどさ……。会社にスパダリっぽい人がたくさんいて結構劣等感あったみたい……。る、流花さん、あのね、むず痒いところってすごく気持ちよくなれるんだって……」
弦一郎君は、悲しそうな声色だったのに、最後の一文だけ露骨に照れた顔をしながらモジモジして言った。
「じゃ、私だけのスパダリさん、私のお胸をもっと気持ちよくしてくださいな」
ちょっとおどけるように言ってみたら、すごく……なんというか、すごく……、えっと……、言語化できないような感覚を得て、「声、聴かせて」とイケボで囁かれて身体が甘く疼き、それからは思い出したくないくらい嬌声を上げまくった気がする。
弦一郎君は、「私だけの」なんて枕詞がいらないくらいベッドの中で完璧なスパダリだったのだ。
と思ったのに、今はぐったりした私の胸を揉んで吸って幸せそうにしている。
ピロートークなんかもスパダリには必要なスキルだろうに。
そんな弦一郎君の髪の毛をなでなでしてあげる。
「あんっ……、そんな舐め方しないで」
「こうするとすごい感じるんだね。あのさ……」
「本当元気だね。いいよ、もう一回しよ」
持久力耐久力共に凄まじいと思う。
本当のスパダリはもっとすごいのだろうか。
そんな人なら、性欲が有り余って何人も彼女を作っても不思議ではない気がしてきた。
大学生くらいだと、徹夜でずっとしているとかあると聞いた。
社会人で仕事後にするなんてな……。
私もまだまだ二十代なだけあるみたいだ。
全身が筋肉痛なのは仕方がない。