原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
 R15だったから具体的な描写はないが、ヤる事はヤるふたりである。


 自分が楽しみながら書いたシチュエーションなのに、実際に行われると想像しただけで、嫉妬で胸焼けがして吐きそうになる程だ。


 一時はどうにかして祭りの夜に出かけないようにさせられないかと考えたが。
 既に実家のウェイン家からオスカー宛に手紙が来ていた、と母が言っていたので、ダンカンの脱走を知ってしまったオスカーを止めるのは、もう無理だろう。


 脱走したダンカンを心配しているオスカーは兄から呼び出され、勧められた酒を飲んでしまい媚薬を口にする。
 それを変えることは出来ないけれど。


 下衆な言い方になってしまうが。 
 今世では、オスカーとミシェルはヤらせない!



 ダンカンが酔わせたオスカーを連れ込む怪しげな宿屋の名前もまだ覚えているので、記憶を記したノートに日時と共に書き込んでおいた。
 オスカーが逃げ出してくる勝手口に張り込んでミシェルの手に渡る前に彼を奪う手筈を考えよう。


 ヤらせない、奪う等、いささか(かなり?) 下品であるとは自覚しているけれど。
 侯爵令嬢にあるまじき思案をしてしまうロザリンドだった。
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