ヒトツブノナミダ

1:私が転生!?

私は木崎 優里亜(きさき ゆりあ)21歳 大学生。
私は、背伸びをした。
「天気も良いし
ちょっと寄り道して
スラーバックスにでも寄ろうかな!」
っと、思い 鞄からスマホを取り出すと
連絡先からお目当ての名前を見つけ電話をかける。

「…もしもーし、舞?天気が良いから
今からスラーバックス行くけど行かない?」

電話越しに舞の声が聞こえ

「うーん。今日はまだ課題が
終わってないから行けないかなーごめんー」
と返事が返って来た。

「そっかー!わかった。また今度ね!」
っと声をかけると
舞の声の後ろから声が聞こえてきた。
「早く行こう」と…

舞の後ろから聞こえていた声に
聞き覚えがある優里亜は
舞に聞く。

「今、慎二と居るの?」
私がそう言うと
舞はため息をついた。
「そうだけど。」と一言。

「慎二とはなんで?」

「え?駄目だの?」
少し笑いを堪えながら話す舞。

優里亜は頭が真っ白になった。
なんで、舞と慎二が?
2人に騙されてたの?

「舞…何処に居るの?」

「ちょうどいいし、やっぱり話しよっか。
リスドに来て。慎二と私の話聞かせてあげる」

「わかった」

プープープー
電話が切れる音がやけに耳に響く
怒りよりも悲しさがあり
泣けない。

私は向う。あの二人が待つリスドへ
向かう途中
何度も転けて泣きながら走った
周りにはドン引きされているだろう。
けど、周りを気に出来るほど
心に余裕が無かった。

それがダメだった
誰かが私に叫んだ。

「行っちゃダメだー!」

ーキキッーーー
ガンッ
キャー

あれ?身体が動かない。
なんで?早く行かなきゃ
なんで?誰が叫んでるの?

「大丈夫ですか?」
「救急車を呼んでくれー!」
「失血が酷い」
「間に合わない」

あー…みんな、慌ててる……
私はふと思って実感した。

私は死ぬんだ……
殴りたかったなー
無理なんだ…

ーーーーーーーーー


「お嬢様、おはようございます。」

ん?死んでない?
あれ…お、お嬢様?
やっぱり身体が動かない……

「あ」

ん?声が出ない?
…あれ?手が小さい…

私、赤ちゃんになってる!
えええええええええ
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