雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
何も覚えていない事が苦しくて、苛立ちがそのまま言葉に出た。
少し強く言い過ぎた……。
雨宮課長、気を悪くしたかな?
どうして黙っているの?
何か言ってよ。気まずいじゃない。
謝った方がいいかな。
ポンポンと布団越しに優しく肩の辺りを叩かれて、ドキッとする。
「奈々ちゃん、ごめん。そうだよな。好きだなんて言われて戸惑うよな。もしかして俺を警戒しているのかな?」
警戒……。
ちょっとはしてるかも。
「はい」
ハハッと笑う雨宮課長の声が聞える。
「奈々ちゃんが思い出すまで、いや、俺をちゃんと好きになってくれるまで手は出さないから」
さっきまでとは違う真剣な声に胸がぎゅっと掴まれる。
そんな風に言ってくれるのは私の事を大事に想ってくれているからなの?
そう聞きたかったけど、恥ずかしくて聞けない。
何か言わなきゃと思うけど、何を言っても雨宮課長を落ち込ませる気がしてしまう。
救いのように音楽が流れて、「面会時間は午後7時半までとなっております」という放送がかかった。
「もうそんな時間か」
雨宮課長が呟いた。
「帰るよ。とりあえずの必要な物は売店で買っといたから。棚に置いておくね。必要な物があったら連絡して。奈々ちゃんのスマホに俺の番号入っているから。また明日来るよ。ゆっくり休むんだよ」
立ち上がる気配がして、ガラガラと扉が閉まる音がした。
ゆっくり布団から顔を出して、今まで雨宮課長が座っていたパイプ椅子を見た瞬間、急に寂しさがこみ上げてくる。
一人になりたいと思っていたのに、堪らなく寂しい。
どうしたんだろう……。
少し強く言い過ぎた……。
雨宮課長、気を悪くしたかな?
どうして黙っているの?
何か言ってよ。気まずいじゃない。
謝った方がいいかな。
ポンポンと布団越しに優しく肩の辺りを叩かれて、ドキッとする。
「奈々ちゃん、ごめん。そうだよな。好きだなんて言われて戸惑うよな。もしかして俺を警戒しているのかな?」
警戒……。
ちょっとはしてるかも。
「はい」
ハハッと笑う雨宮課長の声が聞える。
「奈々ちゃんが思い出すまで、いや、俺をちゃんと好きになってくれるまで手は出さないから」
さっきまでとは違う真剣な声に胸がぎゅっと掴まれる。
そんな風に言ってくれるのは私の事を大事に想ってくれているからなの?
そう聞きたかったけど、恥ずかしくて聞けない。
何か言わなきゃと思うけど、何を言っても雨宮課長を落ち込ませる気がしてしまう。
救いのように音楽が流れて、「面会時間は午後7時半までとなっております」という放送がかかった。
「もうそんな時間か」
雨宮課長が呟いた。
「帰るよ。とりあえずの必要な物は売店で買っといたから。棚に置いておくね。必要な物があったら連絡して。奈々ちゃんのスマホに俺の番号入っているから。また明日来るよ。ゆっくり休むんだよ」
立ち上がる気配がして、ガラガラと扉が閉まる音がした。
ゆっくり布団から顔を出して、今まで雨宮課長が座っていたパイプ椅子を見た瞬間、急に寂しさがこみ上げてくる。
一人になりたいと思っていたのに、堪らなく寂しい。
どうしたんだろう……。