雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
「どうしたら思い出せるんだろう……」

私の言葉を聞いて、桃子がうふっと微笑んだ。

「私、一つだけ思い出せそうな方法知っているよ」
「何!?」
「もう一度雨宮課長に恋すればいいのよ!」

恋……。

「恋をして、そして心も体も結ばれた瞬間、思い出すの。恋愛ドラマでありそうな展開でしょ?」

確かに恋愛ドラマでありそうな展開だけど。
でも、心も体も結ばれるっていきなり言われても……。

ため息をつくと、ポンッと桃子が私の肩を叩く。

「大丈夫。恋愛に奥手な奈々子でも確実に恋に落ちる方法があるから」
「どんな方法よ?」
「それはね」と言って、桃子がいやらしい笑みを浮かべる。なんか嫌な予感。
「雨宮課長とエッチするのよ。奈々子、絶対に雨宮課長の事好きになるから。そしたら絶対に思い出すって」

雨宮課長とエッチ!
無理、無理、無理……!
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