オリオンの夜明け〜一生大切にするから〜
「……んっ」
目が覚めると、カーテンの隙間から光が差し込み、朝が来たことを知らされる。
昨日は、春樹と一緒にベッドに入って、途中から記憶がない。
時計を見れば、まだ5時半すぎだ。私の隣では、私の身体ごと抱きしめたままの春樹が静かに寝息を立てている。
(高校生の時のままだな……)
口元を緩ませながら、私は春樹の髪に触れる。柔らかい黒髪に長い睫毛がぴたりと閉じられていて、聞こえてくる春樹の心音が心地良い。起こさないように春樹の頬にそっと触れた時だった。
「え?」
小さく声が漏れた。
私の左手の薬指には、昨日までなかったものが、嵌められていたから。
カーテンからもれる朝陽が反射して、ダイヤモンドが眩しいくらいの光を放つ。
「……おはよ……気にいってくれた?……うんと高いやつにしたんだけど?」
目を擦りながら、春樹が唇を引き上げると、今度は私の頬に触れた。
「未央、好きだよ」
勝手に溢れる涙は、春樹が親指で掬っていく。もう言葉にしてもいいと思うと、涙は止まらなくなる。
「困ったな、泣き虫がこの家には二人になったな」
春樹がふっと笑うと、私の長い髪を漉くように撫でた。
「……春樹……側にいて……」
ずっとずっと言葉にしたかった。春樹にずっと側に居てほしい。春樹と星香とずっと一緒に居たい。春樹と星香の家族になりたい。
春樹の唇がそっと、私の唇へと落とされる。
「一生離さないから」
「春樹……愛してる……」
「俺も愛してる」
目が覚めると、カーテンの隙間から光が差し込み、朝が来たことを知らされる。
昨日は、春樹と一緒にベッドに入って、途中から記憶がない。
時計を見れば、まだ5時半すぎだ。私の隣では、私の身体ごと抱きしめたままの春樹が静かに寝息を立てている。
(高校生の時のままだな……)
口元を緩ませながら、私は春樹の髪に触れる。柔らかい黒髪に長い睫毛がぴたりと閉じられていて、聞こえてくる春樹の心音が心地良い。起こさないように春樹の頬にそっと触れた時だった。
「え?」
小さく声が漏れた。
私の左手の薬指には、昨日までなかったものが、嵌められていたから。
カーテンからもれる朝陽が反射して、ダイヤモンドが眩しいくらいの光を放つ。
「……おはよ……気にいってくれた?……うんと高いやつにしたんだけど?」
目を擦りながら、春樹が唇を引き上げると、今度は私の頬に触れた。
「未央、好きだよ」
勝手に溢れる涙は、春樹が親指で掬っていく。もう言葉にしてもいいと思うと、涙は止まらなくなる。
「困ったな、泣き虫がこの家には二人になったな」
春樹がふっと笑うと、私の長い髪を漉くように撫でた。
「……春樹……側にいて……」
ずっとずっと言葉にしたかった。春樹にずっと側に居てほしい。春樹と星香とずっと一緒に居たい。春樹と星香の家族になりたい。
春樹の唇がそっと、私の唇へと落とされる。
「一生離さないから」
「春樹……愛してる……」
「俺も愛してる」