暑い夏は冷たい晴に恋をする
というわけでなんだかんだもう24日になってしまった。イブということもあり、街中はカップルで溢れている。
私も稼いだお金を貢いで、一瀬先生のネクタイピンを購入した。これをつけてくれている先生を想像しただけでにやけてしまう。
「おねーさん、クリスマスなのに1人?」
あっ。この流れは覚えがある。まずい。回避しないと。
「おねーさん可愛いね。僕らとどっかいこーよ」
わかっている。可愛いなんてお世辞だ。こういう人達は、可愛いから声をかけるんじゃない。尻軽そうだから声をかけてくるんだ!
私を舐めるなよなんぱ男よ!
「私そんな軽い女じゃないので!」
軽く睨んでみると、ナンパ男たちは大笑いした。何が面白いのか、逆に恥ずかしくなってしまった。
「なっ何をっ!」
「大丈夫だからさー、ご飯でもいかない?」
こいつら!散々人のこと笑っておいて!誰が行くもんですか!とか言いながら、腕を引っ張られて引きずられている。どうしよう…