暑い夏は冷たい晴に恋をする

ミッションクリア!と思って先輩から離れようとした私を狭山先輩は逃がさなかった。


腰に手を回し、私を引き寄せた。この流れ何回目だろう…。


「さっ狭山先輩?」


「堤くんじゃないの?」


こっこの人!顔を見たらわかる!楽しんでやがる!さっき可愛いと思ってしまった自分を殴りたい。



「天野ちゃんほんとに俺の彼女になる?」


へ?先輩の彼女?私が驚いてしまうのも無理は無い。だって、狭山先輩は、女遊びばかりで、彼女を作らないって有名だから。



「からかってるんですよね?怒りますよ?」


だって先輩が私を彼女にしたがる理由がわからない。


「本気だよ。」


思わずドキッとしてしまう。だって狭山先輩の顔はすごく真剣だったから。


「なっなんで…」



「でも今回だけは、あの教師に譲ってあげる。今日のために、天野ちゃんすごく頑張ったの知ってるしね。」



なっ何の話…?教師っていうのは、一瀬先生だろうけど。
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