暑い夏は冷たい晴に恋をする
「クリスマスプレゼント!?」
「声がでけぇよばか。」
舞い上がっていた脳は先生のデコピンで現実に戻ってきた。たしかに周りの視線を感じる。
「ありがとう!先生!ありがとう!一生大事にする!どこにでもつけてく!」
首に着いたネックレスをまじまじ見つめる。シンプルなガラスのネックレスで、子供っぽい私に似合っているか心配ではあったが、そんなこと吹き飛ぶぐらい嬉しい。
すると先生はずっと立ち上がった。どこ行くのかな?
「来いよ。コンビニでケーキでも買いいこうぜ。」
えっそれは…買ったら先生のおうちで食べるとか…
「ここ(公園)でな。」
またも心が読まれてしまった。まぁそうですよね。いくら先生をおやすみとはいえ、生徒をお家には連れてけないよね?
「でも卒業したら行きますからね!」
「卒業まで追いかけてくるのかよ」
一瀬先生は迷惑そうだが、柔らかい笑顔で笑っている。もうその表情さえプレゼントだよ。