暑い夏は冷たい晴に恋をする
「えっと…明先輩に合わせて欲しいです」
「あ?」
狭山先輩があからさまに不機嫌になった。なんでよ。まぁたしかに、仲介人っていい気分にはならないか。
「すみません…。実は友達が明先輩と話したいらしいんですけど、連絡出来ないらしくて」
「あー、そゆこと。うん、いいよ」
良かった!承諾してくれて、狭山先輩も大方予想は着いてるだろう。あの子だろうなって
「じゃあ明後日の放課後は?」
明後日?バレンタインまで1週間なので、試作をしようと思った日だ。まぁ、今日やればいっか。
「わかりました。じゃあ明後日の放課後。忘れないでくださいね」
「待って」
去ろうとすると呼び止められた。なんだろ?
「そのネックレス」
先輩は私の首元に手を伸ばし、一瀬先生から貰ったネックレスをなぞった。
「これは…っン」
首周りを触れられ時々耳に手が伸びる。くすぐったくて変な声が出る。それを楽しむかのように先輩は私の首や耳をなぞっていく。