暑い夏は冷たい晴に恋をする
「ねぇねぇ、こうくん、さっきのどーいう意味?」
「さっきの?」
「そう。先生が怒っちゃうって」
だって、クリスマスにあんな甘い出来事があったんだよ?私が狭山先輩とデートに行くって聞いたら嫉妬してくれるかもとか!
ぜひクリスマスのことをこうくんに話してしまいたい。
「えーーーーーー、失礼しまーす」
なっ!教室の前まで「えー」を伸ばされ準備室に入ってしまった。なんなのこうくん!
「一瀬先生、これ今日のノートです」
「おー、そこおいとい…またお前か」
げっみたいな顔された。なんでですか!私がいるのそんなダメですかね?
「照れなくてもいいんですよ!そんな先生も好きですから」
いつもより強気にからかってみた。一瀬先生は、すごく嫌そうな顔をして、やれやれとそっぽ向いた。
クリスマスのことが嘘かのように冷たい。
「なっ、そんな冷たくしなくてもっ」
「用もないのにきたのはお前だろ」
「一瀬先生に会いに来たんです!」
「俺は頼んでない」
「あー!!!ストップ!」