暑い夏は冷たい晴に恋をする
「別にそんなんじゃないんだけどなー」
コスメのお店まではすぐそこで、キラキラと可愛い店内が拡がっていて、ワクワクしてしまう。
「このリップ可愛いな〜。でも私には合わないかもなぁ」
「えー、可愛いじゃん。でももう少し赤みがあった方が似合いそう。これとか」
そう言って先輩が渡してくれたテスターを手に付けてみるとかなり可愛かった。
「確かに、可愛いですね。先輩こういうの詳しいんですか?」
「俺は似合うと思うの言っただけだよ。」
ふと笑う先輩はやはりかっこいい。一瀬先生とは違う変な感情になってしまう。
先輩の選んでくれたリップを買い、お店を出ようとすると、白くて可愛らしいヘアクリップを見つけた。
そんなことを繰り返しているとあっという間にお金も時間も無くなった。
「もうこんな時間!桜木さんたちと合流しましょう!」
集合場所に向かってる途中、可愛い容器に詰められた飴の缶を見つけて、思わず足を止めてしまう。
「それ、欲しいの?」
横からひよこって先輩が出てきて少し驚いてしまった。欲しいけど…
「大丈夫です!早く行きましょ!」
実は桜木さんたちをまたせているので走って集合場所へ向かった。