暑い夏は冷たい晴に恋をする


「じゃぁご飯いこうぜ」



明先輩の一言で私たちは近くのファミレスに入った。何食べようかな…ハンバーグか鶏ステーキか…お肉がいいな



五分ぐらいで注文を終え、おしゃべりを始めた。しかし私はとんでもない問題を抱えている。


「あのさ、俺まだ君と喋ったことないんだよね」


そう、私と明先輩はここまで一言も喋ってないのです。


「えっと、自己紹介が遅れてすみません、2年の天野夏と言います。」




「知ってるよ。君可愛いって有名だし、堤のオキニだしね」



「オキニじゃねぇよ」


本気なのかは分からないがまあ好かれてるとポジティブに受け取っておこう。


「俺は、平山 明。堤と同じクラスだよ」



存じておりますとも。桜木ちゃんの好きな人ですから。本日もメガネにセーターがとても似合っております。


「はい、よっよろしくです」



「あのさ、天野さんって一瀬先生が好きって本当?」



え?なんで知られてるの?いや、確かにバレバレだとはみんなに言われるけど、私が公言するのは話が違うよね?


一瀬先生のことは大好きだけど、私が今、「好きです」って言ったら先生に迷惑だよね?



「あっと…その…」


「お前こそどーなんだよ」



話を遮ったのは狭山先輩だった。


「どーって?」

「んー?楽しかった?って」



「うんもちろん。桜木さんのおかげでね」


うわっ、天然タラシ。悪い男だわ…
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