暑い夏は冷たい晴に恋をする
「うん。」
いっぱい考えたけどわからなかった。何を聞かれたっけ…
「なんだよ。覚えてないのはお前じゃないか」
なっ…なんだっけ…そんな会話したっけ?
「じゃあもう一回聞こうか」
先生はわたしを優しく抱き上げ引き寄せた。シトラスの香りが鼻をくすぐりなんだかさらに涙が出てしまう。
「俺のこと待てるか?」
そうだ。思い出した。待てる?って聞かれたことあるな…。わたし…なんで答えたっけ。
「待てるって…どういう…」
先生は強くわたしを抱きしめた。あぁ…なんでずるい人なんだろう。