暑い夏は冷たい晴に恋をする

朝、目が覚めると、机の上にネックレスが置いてあった。


お姉ちゃんから書き置きで、「コレでセクシー100倍よ。例の先生が気失っちゃうわよ笑」と置いてあった。


スカートは膝上まで折って、ワイシャツは袖をめくって、ボタンをふたつ開ける。


髪型はポニーテールにして、薄く口紅を塗る。


お姉ちゃんにもらったネックレスをつけるが、少し短く、鎖骨までの長さだ。


鏡を見ると、驚いてしまう。まるで別人だ。コレ…違う意味で先生失神しそうだな…こういうのって可愛い子がやるから意味があるんだよね…


今更ながら、恥ずかしくて、家を出るのが嫌になってきた。でっ、でも、せっかくお姉ちゃんが教えてくれたんだ!



そう思って、家を出る。が、周りの視線が痛い。私は学校まで電車なのだが、駅でも周りの視線が辛い…



「やっべ…一目惚れだわ。」


「あの子、いつも同じ電車の可愛い子?今日いつもの5億倍かわいい!」


周りの視線が痛すぎで、せっせと電車に乗るが、人が多すぎて、端にお追いやられた。



まぁ、ありがたいっちゃありがたい?


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