ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「私の服を買いに来たんじゃないんですよ。探しているのは、アンセルム様へのお土産です」
気温の高い南の国だからだろうか。
このバザールで売られている布は、どれもこれも色鮮やかだ。赤、黄色、オレンジ――青や緑と言った寒色系の色合いも置かれているけれど、どれも濃い色合いものだ。淡い色合いのものは置かれていない。
たとえば、今エドが手にしたスカートなどは、赤い地に黄色と白の花が咲き乱れている。そんなスカート、リスヴェンでは無理。
「だめかー」
ちょっとがっかりした様子で、積まれている山に戻す様子はちょっぴり可愛らしく見えた。本人に言ったら気にするだろうから、口にしないけれど。
「――あ、アンセルム様のお土産はこれでどうでしょう?」
シアが手にとったのは、可愛らしい木のカップだった。
朝食に使ったのと似たようなものである。違いと言えば、この店に置かれているカップは、どれも愛らしい動物や花などが彫り込まれているという点だ。
「普段使いには向かないかもしれませんけれど、記念の品ですから」
気温の高い南の国だからだろうか。
このバザールで売られている布は、どれもこれも色鮮やかだ。赤、黄色、オレンジ――青や緑と言った寒色系の色合いも置かれているけれど、どれも濃い色合いものだ。淡い色合いのものは置かれていない。
たとえば、今エドが手にしたスカートなどは、赤い地に黄色と白の花が咲き乱れている。そんなスカート、リスヴェンでは無理。
「だめかー」
ちょっとがっかりした様子で、積まれている山に戻す様子はちょっぴり可愛らしく見えた。本人に言ったら気にするだろうから、口にしないけれど。
「――あ、アンセルム様のお土産はこれでどうでしょう?」
シアが手にとったのは、可愛らしい木のカップだった。
朝食に使ったのと似たようなものである。違いと言えば、この店に置かれているカップは、どれも愛らしい動物や花などが彫り込まれているという点だ。
「普段使いには向かないかもしれませんけれど、記念の品ですから」